フランチャイズで独立起業に失敗しない秘訣は?賢いフランチャイズ本部の選び方を徹底解説

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フランチャイズで起業して、失敗してしまう人は、決して少なくありません。そのなかには、最初のフランチャイズ本部選びの時点で、失敗してしまっているケースも多くなっています。この記事では、フランチャイズ起業で失敗しないための、本部選びの4つのポイントについて説明していきます。

(画像引用:https://www.photo-ac.com/)

 

脱サラや早期退職で独立起業を目指している人たちから注目を集めているのが、フランチャイズというビジネスモデル。

有名本部の看板を使えて、ノウハウも教えてもらえるフランチャイズは、通常の起業と比べて、失敗する確率が低くなっています。

 

しかし、フランチャイズと言っても、起業は起業。

当然、うまくいかずに失敗してしまう人も少なくありません。

 

失敗を防ぐためには、最初のフランチャイズ本部選びを間違えないことが重要です。

なぜなら、そもそも稼ぐのが難しい業種や、フランチャイズ本部もあるからです。

今回は、失敗しないフランチャイズ本部選びの、4つのポイントについて紹介していきます。

フランチャイズ起業で失敗しないための重要な4つのポイント

フランチャイズ本部を選ぶうえでは、以下4つのポイントが重要です。

  • 業種
  • 運営母体
  • 実績
  • 年商

では次から、各ポイントについて説明していきます。

フランチャイズ起業で失敗しないためのポイント①業種

フランチャイズ起業で失敗しないためには、業種選びが非常なポイントになります。

なぜなら、業種によって、利益を上げやすいものと上げにくいものがあるからです。

 

フランチャイズに多い業種は、以下の3種類です。

  • 小売業(コンビニエンスストア)
  • 飲食業
  • サービス業

ここでは、これらの業種のポイントについて説明していきましょう。

 

小売業(コンビニエンスストア)

コンビニエンスストア業界では、フランチャイズ店舗が非常に多くなっています。

 

起業がメインのビジネス雑誌「ビジネスチャンス」2019年10月号では、フランチャイズ特集が組まれ、「フランチャイズ加盟店舗数ランキングTOP256」が紹介されました。

このランキングのトップ15のうち、コンビニエンスストアは4つを占めています。

本部名 加盟店舗数
1位 セブンイレブン 20,499店
2位 ファミリーマート 16,191店
3位 ローソン 14,314店
7位 ミニストップ 1,847店

※2019年8月時点。ローソンには、ナチュラルローソンやローソンストア100も含まれる

 

このように、全国のフランチャイズ本部のうち、上位3つは全てコンビニエンスストアが占めています。

コンビニエンスストアは、仕事がマニュアル化されているので、未経験からでも参入しやすいのが特徴です。

ただし、コンビニエンスストアはブラック業界としても有名です。

特にセブンイレブンは、フランチャイズ本部と加盟店オーナーとの間でのトラブルも、度々ニュースで報じられています。

そのため、安易に加盟するのは危険かもしれません。

 

飲食業

飲食業も、フランチャイズに多く参入している業種です。

「ビジネスチャンス」のフランチャイズ加盟店舗数ランキングにおいて、飲食業はトップ15のうち、5つを占めています。

本部名 加盟店舗数
5位 マクドナルド 1,987店
9位 ほっともっと 1,611店
13位 モスバーガー 1,282店
14位 サーティーワンアイスクリーム 1,145店
15位 カレーハウスCoCo壱番屋 1,106店

※2019年8月時点

 

チェーン展開されている飲食店も、仕事がマニュアル化されているため、フランチャイズとの相性が良く、未経験でも始めやすくなっています

ただし、飲食業もブラック業界として有名なので、加盟するかどうかは、慎重に情報収集をしてからの方が良いかもしれません。

 

サービス業

サービス業は、フランチャイズ加盟店舗数ランキングで、トップ15のうちの6つを占めています。

本部名 加盟店舗数
4位 日本結婚相談所連盟 1,997店
6位 Curves-カーブス- 1,949店
8位 明光義塾/早稲田アカデミー/個別進学館 1,653店
10位 ニコニコレンタカー 1,509店
11位 おそうじ本舗 1,407店
12位 ヒューマンアカデミーロボット教室 1,400店

※2019年8月時点

 

サービス業は、小売業や飲食業と違って、在庫リスクがないのがメリットです。

ただし、一口にサービス業と言っても、そのなかでも業種は細かく分かれています。

サービス業のなかにも、利益を上げやすいものから、上げにくいものまであるため、どの業種を選ぶかは重要です。

サービス業で特におすすめなのがハウスクリーニング

(画像引用:https://www.photo-ac.com/)

 

フランチャイズ本部を選ぶうえで、サービス業は以下の4タイプに分けられます。

  • 店舗型で人手が必要
  • 店舗型で人手が不要(1人でできる)
  • 無店舗型で人手が必要
  • 無店舗型で人手が不要(1人でできる)

このうち、最も利益をあげやすいのが「無店舗型で人手が不要」なタイプです。

無店舗型なら家賃がかかりませんし、人手が不要なら人件費もかかりません。

 

利益は「売上-経費」で決まるため、家賃や人件費がかからなければ、それだけ利益額が高くなります。

ハウスクリーニングでは、トップ15のうち、11位におそうじ本舗がランクインしています。

フランチャイズ起業で失敗しないためのポイント②運営母体

フランチャイズ起業での失敗要因の1つが、運営本部が倒産してしまうことです。

しかし、これは運営母体が大手であれば、高確率で防げると言えるでしょう。

 

例えば、セブンイレブンやマクドナルドの倒産は、少なくとも現状では考えられません。

 

ハウスクリーニングは経費が安く抑えられるぶん、高い利益を期待できる業種なのですが、運営母体が小さいところが多いため、倒産のリスクもあり得ない話ではありません。

その点、おそうじ本舗の運営企業は「HITOWAホールディングス株式会社」のグループ企業である「HITOWAライフパートナー株式会社」です。

 

HITOWAホールディングスは、2019年10月時点で従業員数7,571名の大企業。

2004年から毎期連続で増収している成長企業でもあるので、倒産のリスクは低いと言えるでしょう。

フランチャイズ起業で失敗しないためのポイント③実績

フランチャイズ起業で失敗しないためには、本部のフライチャイズ実績も重要です。

たとえ、運営母体がいくら巨大でも、フランチャイズの経験や実績が少なければ、安心して加盟できません。

 

フランチャイズ実績については、加盟店舗数を見ておけばいいでしょう

加盟店舗数が多いということは、それだけ本部がフランチャイズで成功しているということです。

逆に、加盟店舗数が少ないところは、うまくいかずにフランチャイズ展開を縮小している可能性があります。

 

この記事で紹介したランキングに載っているようなところなら、実績は申し分ありません。

フランチャイズ起業で失敗しないためのポイント④年商

加盟店オーナーが平均して、どれくらいの年商を上げているのかも、フランチャイズ本部を選ぶうえで重要なポイントです。

フランチャイズ本部のなかには、加盟店オーナーの平均年商や月商を公開しているところもあります。

 

例えば、おそうじ本舗の加盟店オーナーの平均月商は約111万円。

これに12を掛けた値が、平均年商になります。

 

しかし、全てのフランチャイズ本部が、加盟店オーナーの平均年商や月商を公開しているわけではありません。

一部のオーナーの年商が公開されているケースは多いのですが、あくまで成功したオーナーのケースであって、平均ではありません。

 

そこでおすすめなのが、本部に直接聞いてみることです。

基本的に、各フランチャイズ本部では、加盟希望者に向け、説明会を実施しています。

この説明会の際に、加盟店オーナーの平均年商はどれくらいか質問してみるのです。

 

ただし、年商はあくまで売上であって、そこから経費を引いた額が年収になります。

経費が高ければ、年収も少なくなってしまうので、経費が年間でどれくらいかかるのかも、あわせて聞いておくようにしましょう。

まとめ

フランチャイズ起業で失敗する確率を減らすためには、以下のポイントに注目して、フランチャイズ本部選びをするのが重要です。

 

  • 業種
  • 運営母体
  • 実績
  • 年商

 

業種では、無店舗型で人手のいらないサービス業、具体的にはハウスクリーニングがおすすめです。

ただし、ハウスクリーニングは運営母体が小さく、実績(加盟店舗数)の少ないフランチャイズ本部が多くなっています。

 

唯一、運営母体の安定感と実績、さらに平均年商の高さも兼ね備えたフランチャイズ本部がおそうじ本舗です。

フランチャイズ起業で失敗したくないという方は、ぜひ加盟を検討しましょう。

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